Voice of seniors

先輩の声

由水 一也
由水 一也
[ 2012年入社 ]
鋭い感性と豊富な経験で、各戸の個性や雨漏りの原因を見極め、美しく葺き上げる芸術家肌の職人。
陽気でタフ!
職人歴は約20年で若手の指導にも力を注いでいます。
瓦職人になるきっかけ
前職は建築とは無関係の全くの異業種で働いていました。店長職もさせて頂き充実していましたが、自分の時間が取れていなかったので、思い切って退職しました。
父親が瓦職人をしていて、なんとなく手伝うようになったのがきっかけです。
始めた頃していた仕事
最初は何もできないので、簡単な作業をしたり、親方がしている仕事を見て、できるところから始めました。
例えば、材料をトラックに積み込む・下ろす、屋根の上にあげる、しっくいを練る、瓦の釘を打つ、などの技術がなくてもできる作業です。簡単そうに思えて実は、瓦を置いたりするのはすぐにはできない仕事なんですよ。
高いところは大丈夫だった?
今の時代ではNGなんですが・・・子供のころからよく屋根にのぼって遊んでいたので平気でした。
一人でできるようになった時期
2~3年後です。親方と二人でしていたはずなのに、一人で作業する時間が徐々に増えていき、2年ぐらいすると一人で現場を終えられるようになっていました。
3年ぐらい経ったときに、私の仕事ぶりをみたカスコの専務に『もう一人前になってるから親方から独立して仕事したらどうか』と声をかけてもらい、独立・入社しました。
ベテラン技術者になった今、仕事に対して
緊張します。未だに緊張しています。意外かもしれませんが(笑)。
なぜかというと、やはり大切なお客様のおうちで仕事をさせて頂いているので、責任があるからです。
しかし後々に残る仕事ですので、やりがいを感じています。
瓦の施工は家の形状や屋根の種類が1軒1軒違うので、同じ仕事はありません。自分が作った芸術作品が増えていくのは嬉しいです。
大変なこと
何をおいてもやはり、暑い・寒い・怖い(急勾配の場合)!!
人間関係で悩むことはありません。お天気に悩まされることはありますが!
でもやはり本当に大変なのは、どうしたら水が入らないか(雨漏りを防げるか)を考えることです。
先程も言いましたが、同じ症状の屋根はありません。一つ一つ丁寧に診断して、施工していく必要があります。
今後の目標
1軒1軒を丁寧に美しく噴き上げていく!これが当面の目標です。
そして気付いたら、「あ、そこもあそこも自分の作品!!」となるように多くの瓦の家を残していきたいです。

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